高性能なゲーミングPCやクリエイター向けPCは魅力的ですが、その分価格も高くなりがちです。
できるだけハイスペックなマシンを手に入れたい一方で、初期費用や月々の支払いの負担は抑えたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、フロンティアが提供する残価設定クレジットやパソコン工房のジャックス据置ローン決済など、毎月の支払額を抑えながらワンランク上のPCを入手できる具体的な方法を紹介します。
さらに、無金利の分割払いキャンペーンやPCレンタルといった多様な選択肢もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
フロンティアの残価設定クレジットとは

フロンティアが用意している「残価設定クレジット」は、PC本体価格からあらかじめ一定額を“据置金額”として差し引き、残りを2年間の分割で無金利にて支払う仕組みです。
毎月の負担額を低く抑えたい方には、大きなメリットがあります。
具体的には、PC本体価格の約15%前後が据置金額になることが多く、24回の支払い終了後に、その据置分を一括や再ローン、もしくはPCの返却などの方法で精算するのが特徴です。
もしPCを返却するなら、その時点で大きな支払いが不要になるため、次の新しいPCへ買い替えたい場合にも便利でしょう。
メリットと注意点
最大のメリットは、2年間にわたる分割払いが無金利であることと、“ワンランク上”のPCに手が届きやすくなる点です。
高価なゲーミングPCでも月々の負担額が低くなるため、より快適なスペックを確保できるでしょう。
一方で、契約終了時に“据置金額”をどうするかで総支払額が変わります。もしPCを所有し続けたいなら、その分も支払う必要があり、結果的に通常購入と同程度の総額になる点には注意してください。また、対象機種や審査の有無など、利用条件が設定されている場合もあるため、事前に公式情報を確認しましょう。
例えばゲーミング用途なら、グラフィックボードやCPU、メモリなどのパーツ構成によってPCの価格は大きく変動します。
こうしたハイスペック構成を諦めずに導入できるのが残価設定の魅力であり、ゲーム実況や動画編集など重い処理を行う場合におすすめです。
ただし、返却時にパーツを交換していると査定額が下がるリスクがあるので、買い替え前提で利用するなら、改造やアップグレードは避けたほうが安心でしょう。
パソコン工房のジャックス据置ローンとは

パソコン工房では、ジャックスと提携した据置ローンを展開しています。
こちらも残価設定型という点ではフロンティアと共通しており、PCの価格に応じて据置金額を差し引き、残りを24回無金利で支払います。
2年間の支払いを終えた後に、据置金額を再ローンで払うか、PCを下取りに出して差額を相殺するか、あるいは一括で支払って自分のものにするかなど、複数の選択肢があるのが特徴です。
メリットと活用シーン
フロンティアの残価設定クレジット同様、毎月の負担を下げられるのが最大のメリットです。また据置金額がPCの価格帯によって決まるため、より高額なPCを選んだ場合は、残価として後回しにする金額が大きくなる可能性があります。
その結果、手持ちの予算内では難しかったハイスペックモデルに挑戦できる点が好評です。
特に、2年ごとにゲーミングPCを買い替えたいユーザーや、クリエイター用途で高性能パソコンを使いつつ定期的に最新モデルに切り替えたい方には向いています。
ただし、長期的に同じPCを使い続ける予定があるなら、あえて据置ローンを選ぶ必要はないかもしれません。また、据置金額を実質的に“下取り”でまかなえる形になるため、自宅に古いPCが増えることなく常に新しいモデルを利用できるメリットもあります。
一方で、やはり返却時の査定や下取り条件を満たさないと、想定よりも支払い額が増えてしまう可能性があることは留意しておきましょう。
【その他の分割払い手段】無金利キャンペーン
残価設定以外にも、多くのメーカーやショップではショッピングクレジットを利用した無金利キャンペーンを実施しています。一定の支払い回数を選ぶことで、金利手数料をメーカー側が負担し、ユーザーが無金利で分割払いを利用できる仕組みです。
例えば、30万円ほどのPCでも24回や36回、あるいはそれ以上の回数で支払えば、月々の負担を抑えつつ総支払額は現金一括購入と同程度になります。
ゲーミングPCは数年でスペックが古くなりがちなため、3年以内程度の分割回数にしておくと、買い替えタイミングと支払い終了時期が重ならずに済むでしょう。
逆に、5年以上同じPCを使う見込みなら、48回など長めの回数で無理なく返済する選択肢もあります。
無金利キャンペーンは長期利用にも安心
キャンペーンにより、数十回まで金利がゼロのケースも珍しくありません。もし長く使い続ける予定があるなら、一括購入よりも月額負担を分散できる無金利分割は魅力的です。
ただし、ショップごとに適用条件や実施期間が異なるため、購入予定のBTOメーカーや販売店の最新情報をチェックしてみてください。また、時期によっては分割の上限回数が大きくなるキャンペーンを実施している可能性があります。
PCショップによってはシーズンごとのセールやキャンペーンを絡めることで、さらにお得な条件で分割契約できることもあるため、複数のサイトを比較検討してから判断するのが賢明です。
下記より各PCショップを確認しておきましょう!
レンタルやリース(サブスク)サービスの活用
近年では、PCを所有するのではなく借りる形で利用するサブスク型サービスも注目を集めています。たとえば、Lenovoの「スグゲー」のように、ゲーミングPC本体に周辺機器とゲームサブスクをセットにした月額プランを用意しており、1~2年といった短期で返却前提の利用が可能です。
もし定期的に最新スペックを試したい場合や、短期間だけハイエンド機材が必要な用途がある場合には、こうしたレンタルプランも検討してみましょう。
所有前提のユーザーにとってのデメリット
サブスク型では、提供元がサポート費や減価償却を織り込んだ料金設定を行っているため、長期間借り続けると総支払額が購入より高額になる傾向があります。最終的に手元に残す場合も、残価を支払うなど追加費用がかさんでしまうため、「常に新しいPCを試したい」「短期限定で利用すれば十分」という人向けの選択肢と言えるでしょう。
長く愛用したいなら、従来の購入方法や無金利ローンを使った方がコストを抑えやすい傾向があります。加えて、レンタル契約中にパーツを増設・交換する行為が制限されていることが多いため、自作志向のユーザーにはあまり向いていません。
ただし、契約期間中の修理保証やサポートが充実しているケースも多く、PC初心者にとっては心強いサービスといえるでしょう。
自身にあった方法でワンランク上のPCを手に入れましょう
PCを手に入れる方法は多岐にわたり、月々の支払いを抑えやすい残価設定型や据置ローン、無金利分割、サブスク型サービスなど、それぞれに異なる特徴があります。
短期間で買い替えたいなら据置ローンが有力ですし、長く使うなら無金利キャンペーンが総額的にお得です。レンタルやリースは、短期集中で使いたいシーンや最新スペックを常に追い求めるユーザーに向いています。
こうした選択肢を上手に組み合わせれば、予算と性能のバランスをとりながら、ワンランク上のPCライフを楽しめるでしょう。
自分の用途やライフサイクルに合った支払い方法を選ぶためにも、各社公式サイトの条件やキャンペーン情報をよく確認し、納得のいくかたちでハイスペックPCを手に入れてください。
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