おすすめゲーミングノートPCの選び方
どのゲームで遊びたいかを想定する
ゲーミングノートPCを選ぶ際には、まず「どのゲームで遊びたいか?」を考慮する必要があります。
例えば、「ApexLegends」と「Valorant」では必要スペックが異なることをご存知でしょうか。
また、「Overwatch2」と「Fortnite」でも同じように、必要スペックが違います。
そのため、まずするべきことは「ゲームタイトル」+「必要スペック」でリサーチをし、メモをしておくことです。
予算はどのくらいまでOKなのか
想定スペックが把握出来たら、次は「予算」を考慮する必要があります。
ゲーミングPCは、例えノートPCの場合でも最低10万円以上は予算が掛かってくるのです。
また、高画質で遅延を最小限にしたい方は、20万円前後も用意しておく必要があるので、予め手元にどのくらい余裕があるのかを把握しておきましょう。
ディスプレイのリフレッシュレート
スペックと予算がある程度把握出来たら、次は「リフレッシュレート」を考慮する必要があります。
リフレッシュレートとは、簡単に言うと、数値(Hz)が高いほど、ゲーム内の動きが滑らかに見え、特にアクションが激しいゲームやFPSで撃ち合いに影響が出る要素です。
もちろん、プロゲーマーは高い数値のリフレッシュレートを出力できるPCを使っているので、プロを目指したい方は尚更考慮するべきと言えます。
グラフィックスはどのくらいか
最後に「グラフィックス」性能も確認しておきましょう。グラフィックスとは、いわゆる「GTX1080」や「RTX3070」のような数字で表す部分を指します。
リフレッシュレートが高いほど、PCのグラフィックスカードはより多くのフレームを生成する必要があり、リフレッシュレートが高いディスプレイを使用する場合は、それに対応するだけの性能を持ったグラフィックカードが必要となるのです。
つまり、画質と性能を天秤にかけながら、お財布と相談していくのがFPSゲーマー向けの、ゲーミングノートPCの選び方と言えます。
おすすめゲーミングノートPC4選
先ほどお伝えした通り、プレイするゲームによって必要なゲーミングPCのスペックは変わってきます。
ここではコスパ重視のゲーミングPCをご紹介していきます。ご自身でプレイしたいゲームに必要なスペックと比較しつつ参考にしていただければと思います。
※価格は執筆時の情報になります。ご了承ください。
ASUS TUF Dash F15 FX517ZR (FX517ZR-I5R3070B)
インチ | 15.6型 |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i5-12450H |
OS | Windows 11 Home |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 |
価格 | 167,800円 |
「ASUS」の「TUF Dash F15 FX517ZR」は、数々のゲーミングノートPCの中でも、特に卓越したコストパフォーマンスを誇ります。
現在、人気を博しているFPSゲーム、「Valorant」や「Apex Legends」、「Fortnite」などを遊ぶ際にも、プレイヤーに一切の不自由を感じさせません。そのため、ゲームをPCでプレイしたいすべての方にとって魅力的でしょう。
さらにグラフィックカードとして、「NVIDIA® GeForce RTX™ 3070」を搭載しています。ゲームを高画質で楽しみたいと考えているものの、20万円以上は予算として捻出したくないという方にも持って来いな価格設定です。
また、ゲーミングノートPCの寸法は、「幅354.9mm×奥行き251.9mm×高さ19.95~20.75mm」となっています。
ASUS ROG Strix G15 G513QR(G513QR-R7R3070W11)
インチ | 15.6型(300Hz) |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 7 5800H |
OS | Windows 11 Home |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 |
価格 | 190,180円 |
「ASUS」からのもう一つのおすすめゲーミングノートPC、「ROG Strix G15 G513QR」をご紹介します。
先に紹介した「TUF Dash F15 FX517ZR」と比較して、価格は税込で72,000円高いですが、その差はCPUの性能差によるものです。
AMD Ryzen™ 7 5800Hは、8コア16スレッドのCPUを搭載しており、一方Intel® Core™ i5-12450Hは6コア12スレッドのCPUです。そのため、マルチタスク処理や、複数のコアを効果的に利用するゲームにおいては、AMDの方が優れたパフォーマンスを提供します。
また、両機種は15.6インチのディスプレイを採用していますが、「ROG Strix G15 G513QR」のディスプレイは300Hzのリフレッシュレートを持っています。この高いリフレッシュレートは、FPSゲームのような素早い反応と動きが求められるゲームにおいて大いに役立ちます。
リフレッシュレートが高いことは、画面の滑らかさと応答性を向上させ、プレイヤーに競争上の優位性を与えます。そのため、FPSゲームで撃ち合いの優位性を追求する方にとっては、「ROG Strix G15 G513QR」がおすすめです。
GALLERIA XL7C-R36H
インチ | 16型(165Hz) |
---|---|
CPU | インテル Core i7-12700H (2.30-4.70GHz/14コア/20スレッド) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR5-4800) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 6GB LaptopGPU |
価格 | 197,980円 |
「GALLERIA」から発売されている「XL7C-R36H」は、先に紹介した2つのノートPCに比べて、価格帯がほぼ中間に位置しています。
このモデルが他の二つと異なる一つのポイントとしては、画面サイズが16インチな点です。簡単に言えば、他の二つよりも大きな画面を提供しており、より広い視野を体験できるということを意味します。
さらに、CPU性能も他の二つのモデルよりも優れています。Intel Core i7-12700H(2.30-4.70GHz/14コア/20スレッド)は、先に紹介した他の二つのCPUよりも、より多くのコアとスレッドを持っており、マルチタスク処理や複数のスレッドを活用する最新のゲームのパフォーマンスが向上するのです。
しかしながら、グラフィックスについては、「GeForce RTX 3060 6GB Laptop GPU」が搭載されており、先に紹介したRTX 3070を搭載したモデルに比べてやや劣る部分もあります。しかし、このGPUでも最新のゲームを適切なフレームレートと解像度で動作させる能力は充分に備わっているので、ご安心ください。
GALLERIA RL5C-R35
インチ | 15.6型(144Hz) |
---|---|
CPU | インテル Core i5-13500H (最大4.7GHz/12コア/16スレッド) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
グラフィックス | GeForce RTX 3050 6GB LaptopGPU |
価格 | 127,980円 |
「GALLERIA RL5C-R35」は、先にご紹介した3つのパソコンよりも価格が控えめで、予算に優しく、それでいて十分な性能を持ったゲーミングノートパソコンです。
まず、画面は15.6型と他の3つのモデルと同じ大きさですが、リフレッシュレートが144Hzとなっています。これは他モデルより少し低いですが、快適にゲームを楽しむには十分な数値です。
次に、CPUは「インテル Core i5-13500H」を搭載しています。このモデルは「TUF Dash F15 FX517ZR」より強力ですが、「ROG Strix G15 G513QR」や「XL7C-R36H」ほどではありません。
また、ストレージは500GBの高速なNVMe SSDが搭載されており、他の3つのモデルと同じ容量です。
最後にグラフィックスは「GeForce RTX 3050」を搭載しています。これは他の3つのモデルより少し力が落ちますが、最新のゲームでも適度な設定ならばスムーズに遊ぶことができます。
「GALLERIA RL5C-R35」は価格を抑えつつも、ゲームを十分に楽しむための性能を備えたパソコンです。予算を気にしつつ、しっかりゲームを楽しみたい方には、このモデルをおすすめします。