AKRacingのモデルでどれを選択したらよいか迷っていませんか?
AKRacingの各モデルは非常に差が少ないので迷いますよね。
そこで今回はとくに似ているAKRacingのモデル、WOLFとNitroV2を比較します。
この記事を読み終えれば、あなたの買うべきモデルがどちらかがわかりますよ。
価格や口コミ数などは記事執筆時の情報です。
ご了承ください。
基礎知識
AKRacingについて、基本的な知識を確認しましょう。
ここでは会社と、発売しているモデルについてお伝えします。
AKRacingは中国のゲーミングチェアブランド
AKRacingは、中国の揚州奥凱カー用品有限公司の海外向けゲーミングチェアブランドです。
ゲーミングチェアの概念がなかった2000年代前半からゲーミングチェアを製作している老舗で、海外展開しております。
元々は中国でレーシングチェアを作っていた会社でしたが、ゲームをプレイしている人から専用のイスが欲しいというリクエストをもらい、作り始めた会社です。
各モデルの違い
AKRacingでは、ゲーミングチェアとして5つのモデルを用意しています。
それぞれ概要を説明します。
5つのモデル
- Pro-X V2
- Overture
- Nitro V2
- PINON
- Wolf
快適性の高いPro-X V2
2015年に発売されたモデルです。
エルゴノミクス設計がされており、快適性の高さが特徴。
エルゴノミクスとは、人間工学を意味し、体の構造や動作に適した作りになっているものを意味します。
静寂をコンセプトにしたOverture
「静寂の中から生まれる新しい音」をデザインコンセプトにしたモデル。
豊富なカラーバリエーションがあります。
スタンダードなNitro V2
標準的な機能を持つモデルです。
10代向けのPINON
10代向けがコンセプトのゲーミングチェアです。
小学校高学年~中学生のユーザーが想定され、小さい身長の人でも使えるようにしています。
コスパに優れたWolf
コストパフォーマンスに優れたモデルです。
特徴は、ファブリック素材を採用していることです。
NitroV2とWolf比較
NitroV2とWolfを比較していきます。
標準モデルと安価なモデル
Nitro V2(標準モデル) | Wolf(安価なモデル) |
---|---|
コンセプトの比較を行います。
一言で言ってしまうと「標準モデル」と「安価なモデル」の違いになります。
機能面で大きな違いはありませんが、Wolfの方が若干安いです。
3,000円の価格差
では、価格はどのくらい差があるのかと言えば、メーカー想定価格では「3,000円」の差になります。
具体的には、NitroV2は想定売価47,800円、Wolfは想定売価44,800円です。
Amazonで現在、NitroV2赤・緑・青の価格が48,288円、オレンジ・白は47,800円で発売しています。
一方のWolfは紫が45,248円、灰色が44,800円、白・赤は44,841円です。
実売価格においても2~4,000円の差です。
その価格差がどこにあるのかを見ていきましょう。
カラーバリエーションに差
NitroV2は5色(レッド、ブルー、グリーン、ホワイト、オレンジ)展開しています。
Wolfは4色(パープル、グレー、ホワイト、レッド)です。
レッドとホワイトは両方に共通している色ですね。
選べる色の多さでNitroV2の方が有利ですが、Wolfにしか選択できない色も存在します。
NitroV2
5色(レッド、ブルー、グリーン、ホワイト、オレンジ)
Red | White | Blue | Green | Orange |
Wolf
4色(レッド、パープル、グレー、ホワイト)
Red | White | Purple | Gray |
ほぼ同じサイズ
WolfとNitroV2のサイズ差。
サイズが大きいほうを赤文字にしています。
パーツ | Wolf | Nitro V2 |
---|---|---|
背もたれの高さ | 91cm | 92cm |
座面幅 | 39cm | 37cm |
座面奥行き | 52.5cm | 51cm |
背もたれ幅 | 52cm | 54cm |
サイズの違いはあまりなく、Wolfの方がわずかにコンパクトです。
2モデルの違いとして、イスの背もたれの高さはWolfの方が1cm低く、91cmです。
座面高さの調節幅は同じで、33~40cmなので、足の長さによる座り心地は変わらないでしょう。
座面幅がWolfの方が2cm広く、39cmです。
座面の奥行きは、Wolfが1.5cm長く、52.5cm、背もたれの幅はWolfの方が2cm狭い52cmです。
まとめると、わずかではありますが、Wolfの方が小さく設計されています。
ですが、座面幅と座面奥行きが広いため、腰回りが太い人にはWolfの方がゆとりを持って座れます。
ファブリックとPUレザーの素材差
使用している素材に大きな差がありました。
Wolfはファブリック、NitroV2はPUレザーを使用しています。
それぞれの特徴を確認しましょう。
布を意味するファブリック素材(Wolf)
一般的に、布を使ったもの全般に使用される言葉です。
fabricは英語で布を意味します。
採用しているゲーミングチェアは少なく、多くのゲーミングチェアはPUレザーを採用しています。
メリット
ファブリック素材のメリットは次の4点です。
(2)柔らかい印象で部屋に合いやすいです。
(3)通気性が良く、夏場は涼しいです。
(4)素材の価格が安いため、WolfもNitroV2より安くなっています。
デメリット
デメリットは1点、汚れたときに目立ってしまうこと。
たとえば、水をこぼしたときにすぐに拭き取らないと、染みこんでしまいます。
皮に似せたPUレザー(NitroV2)
PUレザーとは、ポリウレタン樹脂を使った合成皮革です。
PUはPolyurethaneのことで、レザーはleatherで皮を意味します。
フェイクレザーとも呼ばれ、本革に似せて作られた素材です。
メリット
PUレザーのメリットは4点です。
水が付いたときには、サッと拭き取ればすぐに落ちます。
(2)ファブリックよりも埃をためにくいです。
たとえば、猫がイスに座っても猫の毛がファブリックではたまってしまいますが、PUレザーではたまりづらいです。
(3)ツルツルしているため、滑りやすい触感が好みの人にはよいでしょう。
(4)皮に似せて作られているので高級感を得やすく、見た目がかっこいいです。
デメリット
一方デメリットは次の3点です。
(1)冷たいので冬にヒヤッとします。
また、夏場は通気性が悪いため蒸れやすいです。
(2)PUレザー独特のにおいがする時もあります。
購入後しばらく時間がたつと、なくなるようです。
車の新車を購入したときに、社内に独特の匂いがする感じを想像していただければと思います。
(3)ある程度期間が経つと、劣化しやすいです。
皮が剥がれたり、ひび割れが起きたりします。
これは、定期的にメンテナンスをすることで、ある程度は防げるようです。
しかし、何も手入れをしなかった結果、ボロボロになっているゲーミングチェアをよく見かけます。
口コミ
実際に使った口コミに、差があるか確認しましょう。
1,500件を超えるWolf口コミ
WolfのAmazonでの評価数は、1,504件と非常に多くみられます。
これだけでも人気の程をうかがわせます。
口コミとしては、「髪の毛が絡むとなかなか取れない」がありました。
ファブリックは、もともとそのような性質なので仕方がないかと思います。
他には、
- 長時間座っても疲れない
- 背と頭にクッションがあり快適
と好評価が目立ちました。
腰に負担が少ないNitroV2口コミ
NitroV2の評価数も非常に多く、Amazonで1,046件でした。
「腰に負担がなく長時間使っても楽」という感想が多く見られます。
テレワークで活躍している報告も多いです。
口コミ差は少ない
どちらも1,000件を超える評価数で、口コミに差はないと考えられます。
また、個別の口コミ内容も両方とも、ネガティブな評価は少ないように見受けられます。
同じAKRacingのモデルのため、問題があったとしてもサポート体制は変わりません。
口コミ差として、大きな差がないという結論になりました。
まとめ
いかがでしょうか?
今回の記事では、AKRacingのNitroV2とWolfを比較しました。
ゲーミングチェアとしての性能は、ほとんど差がないとわかりました。
- 好きなカラーがあるか
- 素材はファブリックかPUレザーどちらが好みか
- お財布に余裕があるのか?
この3点で、あなたの状態と相談して決めると良いでしょう。
今回の記事を参考に、よいゲーミングチェアを選んでください。